大腸内視鏡検査は、肛門から直径13㎜の電子内視鏡を大腸内の深部まで挿入し、炭酸ガス又は空気を送りながら大腸を広げ、炎症や癌・ポリープなどを診断します。

肛門から順に盲腸まで挿入し、盲腸から肛門までぬきながら観察 します。 検査に要する時間は個人により差はありますが 平均15~20分程度で終了します。

ポリープ等が発見された場合は粘膜の一部を取り(生検) 悪性か良性かの診断ができます。内視鏡的切除術が必要となった場合には、当院での日帰り切除術を行なうことができます。ご希望により、総合病院への紹介も行なっております。

 

事前の準備と検査の流れ

検査3日前から検査当日までの流れをご説明いたします。

検査3日前【自宅】

消化の良い食べ物を食べます。通常どおりお過ごし下さい。  普段便秘の方はご相談下さい。

検査2日前【自宅】

消化の良い食べ物を食べます。通常どおりお過ごし下さい。  普段便秘の方はご相談下さい。

検査1日前【自宅】

検査食を食べます。                                                               水分(水・お茶・スポーツドリンク・コーヒー・紅茶)の制限は ありません。                        夕食は午後7時頃までに済ませて下さい。           寝る前に2種類の錠剤(下剤)を服用して下さい。

検査当日朝【自宅】

朝食・昼食は召し上がらないで下さい。起床後コップ12杯の水は飲んでもかまいません。検査開始6時間前から、水の下剤を飲んで下さい。下剤服用後、数回(58回)にわたって液状の排便があります。無色透明あるいは黄色の水様便になれば検査可能です。

ご高齢の方は、朝当院にお越し頂き、専用の部屋で下剤を服用して頂きます。その他ご希望があれば当院で下剤を服用して頂けます。安心して服用できます。

検査当日【当院】

①血圧測定し、排便状況の確認をします。便が残っていると思われる場合は、浣腸を実施する場合があります。

②大腸検査用パンツ(お尻に切れ目のある紙パンツ)をはいて、検査着に着替えて頂きます。

③検査を開始します。検査時間は15分~20分程度です。

仰向きでベッドに休んで頂き、医師から検査についての簡単な説明があります。肛門にゼリーを塗り(内視鏡のすべりをよくする為と痛みをやわらげる作用があります)、軽い安定剤のお薬を約1cc肛門に注入します。肛門が少し熱く感じますが心配ありません。検査がスムーズに行えるよう、お腹の動きを弱める薬を右腕に注射して検査を開始します。肛門から少しずつ内視鏡を入れていき、炭酸ガスを入れて腸を膨らませながら盲腸まで到達させます。体の向きを変えて頂いたり、看護師がお腹を押さえたりする場合があります。つらい時はいつでもおっしゃって下さい。リラックスして検査に臨みましょう。

④検査終了後は、腸に溜まったガスを出す事でお腹の張りが軽減でき、楽になります。一度トイレに坐って排泄してください。その後着替えて、結果説明を受けて頂きます。

よくあるご質問

もし、ポリープがみつかったら、すぐ取ってくれるの?

ポリープは主に2種類に分けられます。
腫瘍・・・がん(早期がん)や腺腫(大きくなると癌化する可能性があります。)
腫瘍以外…炎症性ポリープや過形成性ポリープ。(これらは放置しても癌化することはありません。)
当院では10mm未満の小さな腫瘍性ポリープについて、“コールドポリペクトミー”という方法で切除 を行っています。“コールドポリペクトミー”とは、従来のポリペクトミーとは異なり、高周波電流を使用せずに切除する方法をいいます。高周波電流による熱傷(ヤケド)がないため、術中の穿孔や術後の出血が起きるリスクが大幅に軽減されます。そのため、検査当日に切除する事が可能です。 しかし、10mm以上のポリープやがんが疑われるもの、また、10mm未満であっても、形態・性質・部位等でコールドポリペクトミーの適応にならないものもあります。 そのようなポリープについては、後日適切な準備をした上で、従来通りの方法で切除術を行なう事になります。また、ご希望により、総合病院への紹介も行なっております。

その他

炭酸ガス送気法による大腸内視鏡検査について

従来の大腸内視鏡検査では、空気を入れて腸管を膨らませ観察を行っていましたが、検査中や検査後にお腹野の張りや腹痛を訴える方が多くおられました。それらの苦痛改善の為、炭酸ガス送気による検査を行っております。炭酸ガスは空気と比べ、腸管内での吸収が早く、肺から極めて早く排出される為、特に検査後のお腹の張りを訴える方が、著明に減少しました。

内視鏡機器の洗浄と消毒

当院では日本内視鏡学会消毒委員会による消毒法ガイドラインにそって洗浄消毒を行っています。

内視鏡実施件数

 

平成

26年

平成

27年度

平成

28年度

平成

29年度

平成

30年度

胃内視鏡892933916884

136

大腸内視鏡26132621527533
大腸内視鏡切除術182338183

平成30年5末現在