ユウガグループ
「エンゼル」では、スペシャリストとなるべく日々勉強会を行っています。
毎年学会にも参加し、発表をしています。
褥創
重い病気や寝たきりで自力で寝返りをうてない状態になると、ひとつの部位に圧力が 加わり続け、皮膚に血液が流れにくくなり、細胞が壊れて起こります。
お年寄りや痩せている方が風邪などで寝込むと2-3日でできることがあり、栄上状態が良くないときや抵抗力が落ちているときにも起こりやすくなります。
床ずれは体重のかかる骨の出ているところになりやすく、次の図の印のところが起きやすい部位です。
床ずれの出来初めは、皮膚が赤くなり水ぶくれができ、これが破れると皮がむけます。
この時、皮膚は細胞が壊れて黄色から黒色に変わり、回りが腫れてきます。
さらにバイ菌が入ると膿がたまり発熱も起きます。
普段から床ずれがおきていないか、観察を行っています。床ずれが起こりそうなな方は、骨の出っ張ったところに圧がかからないように褥創予防マットを使用します。
もし床ずれが起きた場合は、主治医の指示のもとドレッシング剤(傷に貼る特殊なテープ)やラップ療法(開放性ウェットドレッシング)で、湿潤状態を作り自然治癒の出来る環境にすることで、傷が早く治ります。
また必要に応じてエアーマット圧を計ることで傷が早く治る環境がさらに整います。
そして、栄養面のサポートや、ベッドからイスに座る時間を作ることで床ずれへの負担が減って回復が早まります。
それは身体の機能が回復するリハビリにも繋がります。
床ずれも早期発見が早期治癒に繋がります。
ご心配な点がございましたら、いつでもご相談ください。