エンゼルの取り組み

「エンゼル」では、スペシャリストとなるべく日々勉強会を行っています。
毎年学会にも参加し、発表をしています。

認知症

認知症とは、「いったん正常に発達した知能(脳)になんらかの原因で記憶・判断力などの障害が起き、日常生活がうまく行えなくなるような病的状態」を言います。
認知症の症状は大きく分けると「中隔症状」と「行動・心理症状(BPSD)」の2つに分けることができます。

●中核症状

病気等により脳の細胞が壊れ、その細胞が担っていた機能が失われた為に生じる症状

記憶障害

さっき聞いたことが思い出せない

覚えていたはずの記憶が失われる

 

見当識障害

時間・季節・場所等の感覚がわからなくなる

理解・判断力の障害

考えるスピードが遅くなる

いつもと違うことで混乱しやすくなる

 

実行機能障害

前もって計画を立てることができない

家電や自販機などが使いこなせない

●行動・心理症状(BPSD)

「中核症状」により生活上の困難にうまく適応できない場合に本人の性格、環境、身体状況が加わって起こる症状です。

例えば、記憶障害によって自分で大事なものを片付けたことを忘れてしまい「誰かに○○を盗られた!」と言ったりする、といったようなことです。

認知症の予防にはまず「脳を使う」事です。
計算問題などを行って脳を使うことで脳に働きかけを行うことが出来ます。

また、訪問リハビリにおいては籐の籠作りなどを行うことができ、指先を使った脳リハビリに取り組むこともできます。